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肉骨茶(バクテー)の作り方 | 料理メモ

香港に行った時に、「肉骨茶(バクテー)」に必要な香辛料を購入したので、その内容物と作り方のメモ。

肉骨茶(バクテー)の作り方 | 料理メモ




シンガポールなどに行くと、ローカルフードとして一般的な「肉骨茶(バクテー)」。

同じようなシンガポール・ローカルフードである、「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」や、ココナッツが入っている「シンガポールカレー」などは、 日本でも食べることができるお店や、調味料が販売されていたりしている。

ところが、
この「肉骨茶(バクテー)」は、日本ではなかなかお目にかかれない。


2016年12月に、香港に行った時に、必要な香辛料を購入し、日本に帰国後、「肉骨茶(バクテー)」を作る。


「肉骨茶(バクテー)」の作り方


  1. 水、「肉骨茶(バクテー)」スパイス、にんにく丸ごと、骨付き豚肉(スペアリブ系)を用意する。
  2. 水でお湯を沸かし、「肉骨茶(バクテー)」スパイス、にんにく丸ごとを入れて、15分ほど煮る。
  3. 骨付き豚肉(スペアリブ系)を入れて、1時間ほど煮る。
  4. 塩味で味付けする。

基本的に材料を入れて煮るだけなので、簡単なのだが、この「肉骨茶(バクテー)」スパイスがポイント。

シンガポールなどでは、スーパーなどで、このスパイスがまとまった、麦茶パックのようなものが売られていて、 それを使うと、簡単に「肉骨茶(バクテー)」が完成する。

しかし、自分で作ろうと思っても、必要なスパイスがわからない。


「肉骨茶(バクテー)」スパイスの含有物


スパイス袋の含有物をリストにしてみる。
*商品により、内容物は違うと思う。

  1. Chinese Angelica 当归: (日本名「アンゼリカ」。「セロリに似た青臭い芳香」)

  2. Star Anise 八角: (その名通り、日本でも中華の時に利用する「八角」。「ウィキョウ」とも。)

  3. Chinamon 玉桂: (「シナモン」)

  4. Polygonatum odoratum 王竹: (「王竹」と書いて「ぎょーちく」。英語では「Scented Solomon's Seal」。ハーブの一種。日本での別名は「アマドコロ」。由来は根茎が「甘く」、イモ科の「トコロ」に似ているため、「アマイ+トコロ」から。根茎を煎じて飲む。また、果実には毒が含まれるらしい。)

  5. Panax Ginseng Camey 参須: (野生西洋人参の支根)

  6. Codonopsis Root 覚参: (「ツルニンジン」という成分でサプリにも入っている。別名「ツルニンジン」。)

  7. Liquorice 甘草: (日本でも漢方系薬で馴染みがある「カンゾウ」)

  8. Sichuan Pepper 川椒: (「カホクザンショウ」。日本の山椒とは違う。「四川山椒」とも呼ばれ、本格四川麻婆豆腐の辛さの元。)

  9. Pepper 胡椒: (その名の通り「こしょう」。)

  10. Astragali Radix 北芪: (「ホクギ」と呼ばれ、「黄芪(オウギ)」とも。キバナオギの根。香港などの食材屋で売っている「細長い物体」がそれらしい。)


リストにして、それを調べて見たら、単品ずつ揃えていくのは、かなり手間。 やはり、中国/東南アジア圏内に行った際に、スパイスセットを買った方が、お手軽。


今回、香港で購入した「「肉骨茶(バクテー)」スパイス
肉骨茶(バクテー)の作り方 | 料理メモ

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