先日、飛行機に乗っていて、ふと「国内線の機内での飲み物サービスの謎」が気になり、それを深堀。
国内線の「飲み物サービス」とは
そもそも、あの飲み物サービスというのは、 どういう経緯ではじまったのだろう。
国際線の場合、機内食というミールサービスがある。
飲み物だけというよりも、長時間搭乗が長い間の食事提供の一環での飲み物サービスと言える。
しかし、
国内線の場合、
国際線と比べれば、短時間の搭乗がほとんど。
ミールサービスというのは基本的にない。
ただし、
JALのファーストクラスやANAのプレミアムクラス
に搭乗すれば、機内食が提供される。
国内線の普通席(JALの場合は、クラスJも)の場合は、
提供されるのは飲み物だけ。
そういえば、JALのクラスJの場合、
以前は、茶菓も提供されていたが、
いつのまにか廃止になっていた。
なお、機体が小さい、あるいは本当に短時間の搭乗の場合は、
飲み物はなく、アメのサービスだけだったりする。
飲み物が、有料の鉄道会社、無料の航空会社
JRなどの新幹線や特急列車に乗ると、
ワゴンサービスで、お弁当や飲み物なおd、いろいろなモノを販売しにくる。
しかし、あれは有償。
お昼時や、夜の出張帰りの乗客が多い時間帯以外は、
買い手がいないことが多く、
売り子の人が案内しながら、客席を素通りしてしまう姿に、
何か寂しさを感じることがある。
一方、
航空会社の場合、基本的に無償で飲み物がサービスされる。
格安航空会社LCCは、有償の場合が多い。
そういえば、飛行機内では、 ブランド品などの機内販売はあるが、 お弁当などの機内販売はない。 食べたい人は、搭乗の前にお店で買ってきたりする。
ただし、LCCはあったりする。
「飲み物サービス」の目的
JALの場合、
コーヒー、コーラやジュースなどのソフトドリンク以外に、
コンソメスープもあり、最近はそれをお願いすることが意外と多い。
1.乗客の希望を聞き、
2.紙コップに飲み物を注ぎ、
3.乗客に渡す
という作業ステップ
一人一人に配るので、300人ぐらい搭乗の場合、
一人1分ぐらいの提供時間と仮定すると、
300人・分の工数がかかる。
6人体制で行えば、約50分。
紙コップに飲み物を入れて渡すよりも、
小さな紙パック入りの飲料を配った方が手っ取り早いと思うのだが。
冒頭の「国内線の機内での飲み物サービスの謎」にもどり、
なぜ、こんな手間のかかる、
飲み物サービスが始まり、今も継続しているのだろう。
飲料の原価は、かなり安いだろうが、
サービス対応するキャビンアテンダントの労力がかかる。
「避難時の対応方法の案内」
「安全のしおり設置」
などの法定の決まりごとと違い、
この飲み物サービスは、航空会社の自主サービス。
エコノミークラス症候群防止に、
飛行中に適量の水分を入れたほうがいいということか
あるいは、
何か不審なことがないか、
チェック目的の巡回を行うための大義名分か
あるいは、
やや高い航空運賃に対する満足度向上対策か
海外航空会社の飲み物サービス:カンタス航空の場合
この間、カンタス航空に搭乗した際、
この飲み物サービスで変わった経験をした。
離陸して、まもなく、飲み物が供される。
そして、何を飲みたいのか、何も聞かれずに、
全員一律に同じものが配られる。
レモネード的な感じの、柑橘的な酸味と少しの甘みのある、飲み物。
まずくもなく、さっぱりとした飲み物。
酸味のきいた、うすいポカリスエットのような感じ。
大人・子供などの、年齢性別関係なく、同じものを飲ませられる。
ただし、ビジネスクラス以上では、わからない。
ビジネスクラスでは、搭乗後の離陸前のドリンクサービスがあったから、
この不思議なドリンクはないのかもしれない。
なお、それ以後の機内食サービスの時は、飲み物の希望は聞かれた。
ひょっとしたら、あの飲み物は、
飛行中の体調を整える、栄養剤的なものなのかもしれない。
「飲み物サービス」の由来は?
国内線の飛行機内で、
基本的に、アルコール以外の飲み物は、自由に飲める。
(沖縄方面では、アルコールも有料で販売していたりする)
あの、注ぐ量も謎。
紙コップ2/3ぐらいの量をいれる。
よくカフェなどにある、「ショート」「トール」などのサイズ別というのは、
今のところ、見たことがない。
人によっては、多く飲みたい人もいるはず。
おそらく、
容器の画一化による収納スペースの効率化、
もっと飲みたい人は、一回の量を増やすのではなく、
回数を増やして、飲んでもらえればいい
という合理化があるのだと思う。
飛行機内のコーヒーは飲まない方がいい?
そういえば、
飛行機のギャレー内のお湯は、貯水タンクが汚れやすく、
そういうお湯で淹れたコーヒーなどは、飲まないほうがいい、
というコメントを目にすることが多いが、本当はどうなのだろう。
それを読んでからは、機内でコーヒーを飲むのを控えている。
といっても、今まで、機内でコーヒーを飲むことは少ないのだが。
そもそも、コーヒーは、機内で淹れているのだろうか?
スタバの創業者が書いた本「スターバックス物語」で、
米国の航空会社のドリンクとして、スタバが採用された際に、
機内で淹れるのに、そのオペレーションをする乗務員の訓練が大変だった、みたいな内容を読んだことがある。
飛行機内でコーヒーをどう淹れているのか、
貯水タンクがキレイかどうかは、
定かではないが、
よく飲食店に導入されて「シーガルフォー」などの浄水器、
そういうものが機内に設置されたりすれば、
かなり変わってくるのかもしれない。
ちなみに、
機内のドリンクといえば、
先日、ビジネスクラスに搭乗して、
「飛行中は赤ワインは飲まない」という結論に至った。
いいワインなんだと思うが、なぜか美味しさが足りない。
栓を開けてからのワインと空気の混じり合いで、活性が弱いのか、
飛んでいる時の機内は、気圧の関係や、人間の嗅覚・味覚が通常よりも変わっていることも原因だと思う。
ワインは、空港ラウンジでいただいた方がいいと思う。
「飲み物サービス」の意味や背景とは?
なぜ、こういう飲み物サービスが始まったのか。
何か意味や、背景があるのだと思う。
キャビンアテンダントさんに聞くのが早いのかもしれない。
検索すれば、何かでてくるだろうが、また後日。
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