機影は表示されても「No callsign」で詳しい情報が出ない場合もある
飛行機好きの必須のWebサービス「flightradar24」。 今現在の飛行機の場所や、機材繰りの様子などもわかり、見ていて飽きないものです。
ところで、
ときどき、今乗っている飛行機が「flightradar24」に表示されていないことがある。
一般公開されている航空信号をボランティアで集めて、共有しているインターネット的な仕組みだから、 表示されない不具合もあるだろうと思っていた。
ところが、
その表示されない不具合というのが、ある特定の機材で起こる。
たとえば、「JA8984」という機材は、全然捕捉されていない。
「JA8984」の飛行履歴
政府専用機とか軍用機、個人ジェットの場合は、非表示対応もあるらしいのですが、 普通の民間航空会社の飛行機で、表示されたりされなかったりというのは、 「なにか、原因があるのか?」と思い調べてみると、 飛んでいる飛行機が「flightradar24」に表示されない謎がようやくわかった。
「ADS-B」という信号の問題だった。
- flightradar24で表示される信号は「ADS-B」というもの
- 日本国内線の場合、「ADS-B」信号は義務ではない
新しい飛行機では発信することがあるが、古い機材では発信しない - 「ADS-B」信号を拾う人が、エリアにいないと、flightradar24上で表示されない
ADS-Bが発信している情報
①飛行機のID番号(MODE-Sコード、飛行機がセットした値)
②飛行機の位置情報(経度、緯度)
③飛行機の速度(水平速度、上昇・下降速度)
④飛行機の高度(GPSからの情報と気圧高度計情報)
⑤飛行機の進行方向
⑥システムの状態
⑦スコークコード
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