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夢見る小石 | 仕事術 | 2015-04-17 | 日々雑感

1960年代の人類の月面着陸。
明らかに無謀な夢も、月に行こうという気持ちがあったから、実現した。

生存できる場所を探す植物の生命力




石が花を咲く クジラが空を飛ぶ

こんなことは、実際あり得ない。

「実際ありえない」と書いたが、あるかもしれない。
その場合は「奇跡」という。

いろいろな会社や組織の人々を見ていると、「石に花を咲かせる」ような使命を命じられているケースを見受けられる。

全く売上のない営業マンに「今月100万円の売上を作ってこい」 とか
「給与が少なくても、頭が良くて、ばりばり働ける人を採用してこい」とか

それができる人からするとむずかしくないことでも、できない人にとって、それはむずかしい。苦痛でしかない。

しかし、本人ができるようになることを望めば、少しずつできるようになることは可能である。


鹿児島県の南にある屋久島では、岩から杉等の樹が伸びている。もともと、土がほとんどない島で、岩でできていている。ここでは植物が育つことがむずかしい。しかし、屋久杉や、もののけ姫のモデルとなった森等があるように、今や緑豊かな場所でもある。

これは、日本の方に向かって来る海流が、この島でぶつかり、それにより湿気が強い。植物達は、長い年月をかけて、自分たちが生存できる環境を作っていき、根っこを岩の周りに這うようにして、湿気から水分を吸収するようになった。

そうして、本来、植物の育たない「岩」の島である屋久島に、植物が育つようになってきた。

小石も「花を咲かせたい」と夢を見れば、そのうち本当に花が咲くかもしれない。


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