(鑑賞日:2017-07)
「ASEAN設立50周年記念 サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」は、森美術館と、その近くの国立新美術館との2館同時開催の展示会。
今回見たのは、森美術館の方。 なお、森美術館のサポート会員MAMCでは、森美術館の方はいつでも入館でき、国立新美術館は配布された招待券を使うと鑑賞できる。
展示されている作品を見て行くと、 どちらかといえば、現状の社会に対する不満などをアートで表現しているようなテーマが多いように感じる。
「ASEAN」という形で共同経済圏ができ、進んでいるが、 これらの国の中で、シンガポールの一人勝ちで、 残りの国は、経済規模は大きくなっているものの、国民全員にその恩恵が行き渡っておらず、まだまだ厳しい状態が残っている、ように思う。 シンガポールは国土が狭く、人口も少なかったので、社会改造しやすく、そのおかげで急成長できてしまった、と推測。
その辺の、恩恵を受けていないことに対する不満が、 アートで表現されているような感じがする。
社会に余裕がなければ、文化的な活動が生じるのは難しく、 世の中に申したい、というような主張的な作品が多くなるのではないか。
そういう混沌感を感じられるという意味では、 アートとしての表現が成立しているということかもしれない。
作品の中で、これが面白かった
ビデオ作品。大きなクッションに横になりながら鑑賞できる。機械化する人間のような、「マトリックス」のようなテーマ
ASEAN設立50周年記念 サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで | 森美術館
〒106-0032 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー
(チケット)
大人:1,800円(*国立新美術館&森美術館との2館共通)
(会期)
2017年7月5日(水)-2017年10月23日(月)
大人:1,800円(*国立新美術館&森美術館との2館共通)
(会期)
2017年7月5日(水)-2017年10月23日(月)
8/04/2017
Tags :
Art-鑑賞メモ
,
日本-東京-Tokyo
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