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消えた日本の350兆円の行方 | 2017-02-08 の日々雑感

日本の円が、どこかにさまよっている。

消えた日本の350兆円の行方 | 2017-02-08 の日々雑感




日本銀行が発表している、日本円の流通量を見ると、

2007年: 90兆円(907,835億円)
2016年: 437兆円(4,374,314億円)

ここ10年ほどで、350兆円ほど増えている。

いわゆる量的緩和で、日本経済にお金を回そう目的で、増えていっている。


しかし、同じ期間での日本経済の状況を見ると、

実質GDP
2007年: 523兆円(523,686×10億円)
2016年: 531兆円(531,648×10億円)

約8兆円、浮上した。


また、マーケットでは、
東証一部の時価総額 2007年: 475兆円 2016年: 560兆円
と、株式マーケットにも、約85兆円ほど流れている。


しかし、
85+8=93兆円 約100兆円

日本円として新たに流通させた350兆円には、ほど遠い。

これ以外の東証2部や、JASDAQなどの株式市場もあるし、 銀行から企業への融資というのもあるが、おそらく、残り250兆円もあるとは思えない。

というか、実経済にまわっていないのではないだろうか。

日本ではなく、どこかに行ってしまった?

日本は低金利だから、 日本でお金を借りて、海外投資、という構図が進んでしまっているのか。 リーマンショックの一部は、それによるものもある。

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