thumbnail

メモ:「日本書店事情」from Scrap Book(2014.3.1-5.6)

メモ:「日本書店事情」from Scrap Book(2014.3.1-5.6)


(要約)
・2003年に20,880店あった書店店舗数は、2012年には16,371店舗に減少。年間およそ500店舗減少し、その大半は、坪数300坪未満の中小規模の個人書店。出所:一般社団法人日本出版インフラセンター

・京都にある「三月書房」は、書店のあり方の一つの原点がある。同書店では、流行本はそれほど売れず、マイナー本がよく売れる。分野は、思想、哲学から短歌、サブカルなど、それぞれの分野のファンをうならせるセンスの良い品揃えと、思わず隣の本に手が伸びてしまう並べ方が特徴で、一冊本が売れたら、その本の後ろにある参考文献のような本を置いてみるなど、本の動きで棚が変っていき、お客さんによって棚が作られるものという。

・三月書房
 住所:〒604-0916 京都府京都市中京区寺町通り二条上る 要法寺前町721


(コメント)
amazonや大型書店のような品揃えではなく、ニッチなテーマなどで個性化を出していくのが、これからの書店のあり方の一つと感じる。本を買うことを放棄し、借りる専門になってしまった我が家だが、本屋や図書館で背表紙などを見ていくと、ふと気になる本に出会えたりできるのは、現在のところネットには無い、偶然性・セレビンティティがある。

No Comments