日本航空・JALの「国内線ファーストクラス」の機材が、いつのまにリニューアル。
そして、先日、新型「国内線ファーストクラス」機材に乗る機会があった。
総合的な感想として、一世代前の「国内線ファーストクラス」の機材と比べると、 新型「国内線ファーストクラスの機材」は、 見た目は、たしかに「国内線ファーストクラス」なんだけど、 今まであった余裕感を省き、機能的な部分を残したような感じ。細かい点で簡素化というか、 普通の座席っぽくなったような印象。
上:新型
下:旧型
シートポケットのみになる
座席背面のつくりが変わる。今までは、前席の袖机の下部分に、機内誌などの格納スペースがあったが。 新しい座席は、前席のシートポケットに全て格納する。
操作ボタン類が普通っぽくなった
・座席を倒す、リクライニングボタンが、今までの重厚感?というか、そのような雰囲気がなくなる。まだ座席が新しいから、リクライニングの動作が硬い。
上:新型:座席のリクライニングボタン
下:旧型
イヤホンケーブルとテーブルの位置関係がわるい
イヤホンジャックの場所の問題で、テーブルを取り出す時、イヤホンケーブルにかならず絡んでしまう。これは、明らかに設計ミスだと思う。それか、イヤホンは使わない前提か。
テーブルが最小化
新型「国内線ファーストクラスの機材で、 テーブルをみると、今までよりも「幅狭化」したような気がした。
採寸してないので、正確な比較はわからないが。機内食を置いた時の、余裕がぜんぜん違う。
といっても、普通のビジスクスラスのテーブルぐらいの広さはある。
上:新型のテーブル:機内食を置くと、テーブルがいっぱい
下:旧型のテーブル:テーブルに余裕スペースがある
「日本航空・JALの国内線ファーストクラス」のサービス変更の日は近い?
全体的な余裕感を排し、機能性を重視したリニューアルを見ると、「国内線ファーストクラス」のサービス内容を見直す日が近いような気がする。
国際線の場合、「ファーストクラス」「ビジネスクラス」で収益を取り、「エコノミークラス」で採算を合わせる、というバランスになっている。
「国内線ファーストクラス」は通常料金に+8,000円という料金設定だが、この料金で、ちゃんとした機内食やお酒を供し、CAさんの手厚いサービスも用意したりすれば、航空会社の視点から見れば、そんなに収益がいい座席ではないはず。
もともと「+8,000円」という値段設定は、全日空・ANAのプレミアムシートがそうだか、対抗して決めたのだと思う。
収益性を高めるには
・「+1〜2万円」という料金設定になるか、
・全日空・ANAのような、機内食を空弁スタイルにするか
ということが考えられる。
どちらにしても、そうなると、ちょっと残念。
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