海藻の一種で、独特のブツブツがついて、「海ぶどう」あるいは「グリーンキャビア」とも呼ばれる。あのブツブツは、「液胞」と呼ばれるもので、海水が入っている。
ふと、この「海ぶどう」の栄養って、なんだろうと、調べて見た。
- 正式名称: クビレズタ(括れ蔦)、学名:Caulerpa lentillifera
- カロリー : 100 g あたり4 kcal
- コレステロール : 0 mg
- ナトリウム : 330 mg
- カリウム : 39 mg
- 炭水化物 : 1.2 g
- タンパク質 : 0.5 g
- カルシウム : 34 mg
- 鉄 : 0.8 mg
- マグネシウム : 51 mg
まとめると、
カルシウム、鉄分、ビタミン、ミネラルを多く含み、低カロリーで身体に嬉しい食材
「液胞」の中身が海水だから、おそららく、生育させた海水の成分に比例すると思う。
なお、
近年の沖縄食ブームもあり乱獲が続いている。しかし資源量について組織的な調査が行なわれたことがなく、枯渇の危険があるのかも含めて不明である。という。
養殖している食用「海ぶどう」もあるが、天然もの「海ぶどう」の資源量は、かなり未知。
海ぶどうの効用の研究も進んでいて、以下のよう研究結果も出ている。
- うみぶどう抽出物は、マクロファージの免疫機能を高める
- うみぶどうが血漿中の総コレステロールを低下する
- うみぶどうに含まれるフェノール類とその抗酸化活性は、高い抗酸化作用を持つ
- うみぶどうは、鉛イオン、銅イオン、カドミウムイオン、亜鉛イオンなどを吸着する
さらに調べると、観賞用「海ぶどう」というのもあるらしい。食用にするか、見るだけかの違いだが。
「海ぶどう」は、生物学的に「単細胞」で、通常食べている「実」の部分、茎の部分のどちらからでも成長させる事ができ、 水槽に入れておくと、増えることもあるらしい。
1/25/2017
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