thumbnail

ついに入場「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」 | 東京都現代美術館 | アートメモ 【鑑賞メモ】

「ピクサー展」は、平日に観に行くべき。
(鑑賞日:2015年03月29日)





先日、東京都現代美術館を訪れた際、 あまりの長蛇の列で諦めた「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」。

混雑の少なさを狙って、週末ではなく、平日の午後に行ってみる。

そうすると、思った通り、待ち時間「ゼロ」。

それでも、中は大変混雑。
ビデオ上映などの会場は立ち見。
とくにグッズショップでは、レジ前で長蛇の列ができている。

肝心の展示物に関して。

これらの展示物が、「美術」「アート」なのかというのは別にして、 ピクサーアニメが出来上がる過程が、いろいろとわかる内容になっている。

アウトプットは、平面2次元のデジタル画像なのだが、 そこに至るまではアナログな世界で、人形や、スケッチ、色見本などを用意して、世界観を作っていく。

そういうのを見ると、地味な作業に、かなりの時間をかけているんだなと思う。たとえば、脚本も、ストーリーボードを使い、何度も皆で協議しながら練っていくので、2−3年に一本ぐらいしか作れないらしい。そのあとの画像製作も、3次元で作り上げたものを、コンピューターで一枚一枚処理して、画像に落とし込んでいく、(専門用語では、レンダリング)、かなりの時間をかけている。

会場内には、ピクサー短編の映画も上映。
今から見ると、ファミコン的な感じで、プアなところもあり、なんとなく、今のピクサーに通じるものがあったりする。

今回訪れた時には、
・レッズ・ドリーム Red's Dream
・ティン・トイ Tin Toy
・ニックナック Knick Knack

(以下は期間中で入れ替わる)
・ゲーリーじいさんのチェス Geri's Game
・フォー・ザ・バーズ For the Birds
・バウンディン Boundin'
・ワン・マン・バンド One Man Band

が上映されていた。

東京都現代美術館は、この会期の終了後、長期の改修工事に入る。 そういう意味で、東京都現代美術館のしばらくの見納め。








スタジオ設立30周年記念 ピクサー展 | 東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4丁目4−1−1 東京都現代美術館


(展覧会内容)
入場料:大人一人1500円
会期:2016年3月5日(土) - 2016年5月29日(日)

No Comments