石垣島にいると、
「沖縄」「琉球」という単語よりも、
「八重山」という単語をよく目にする。
「沖縄そば」と「八重山そば」を区別したり、 「八重山上布」「八重山みんさ」など、
あえて「八重山」をつけて、 「石垣島は、沖縄とは違う」と主張しているようにも感じる。
実際、
石垣島と沖縄本島は、実は400kmほど離れている。 東京と大阪ぐらいの距離がある。
それほど離れていると、同じ沖縄県といっても、生活風土なども違ってきて、 石垣島で独自に進化していった風習・モノもあるはず。
それを、一緒くたにまとめるというのは、たしかに無理がある。
あるいは、自尊心もあると思う。 琉球王国時代、石垣島の方が、中国に近かったから、 なにかそういう、地政学的な誇りのようなものがあるのかしれない。
奈良の人たちが、都が京都に移った後も、自らを「大和」と称しているのにも似ている。
一方、
「島」という文字は、沖縄でも、石垣島でも、よく目にする。 「島野菜」「島時間」「島おやつ」など。 これは、あまり違和感なく浸透した文字。
4/10/2017
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