あるときから当たり前のような存在となっていた「燃油サーチャージ」。 航空券の代金に加え、数万円もの燃油代が加算されるのが、普通になっていた。
その「燃油サーチャージ」が2016年4月から撤廃。
しかし、
2016年6月頃から雲行きが怪しくなってきた。
一つは、燃油価格の上昇。
出所:世界経済のネタ帳
2015年4月から減少傾向で、2016年明けに最低価格となった「原油価格」。 中国での経済減速等で、需要が減ってきたので、受給のバランスで、価格が下がってきたことによる。
しかし、
原油産出国は、「減産」という形で、供給のバランスを取り、 2016年1月以降、価格はグングンと上昇していった。
ただ、為替が円高であったので、 「燃油サーチャージ」を適用するかどうかの、トータルでの判定を押さえていた。
燃油指標価格が35.0未満、6,000円未満となるとサーチャージは廃止
(それ以上の場合は、サーチャージを適用)
だが、
2016年11月のアメリカ大統領選挙で、トランプ政権が確定となり、 「強いアメリカ」が復活してきて、円安ドル高となった。
2016年10月初には101円/ドルだったのが、 2016年11月末には114円/ドルに。 約10円以上も円安が進んだ。
原油価格も、さらなる減産で、上昇していく。
こうなると、 「燃油サーチャージ」が復活するのは、時間の問題。
そして、
新聞等のメディアが伝えているように、
「燃油サーチャージが2017年2月から復活」はほぼ確定らしい。
「燃油サーチャージ」の廃止は、2016年4月から2017年2月までの約10ヶ月でしかなかった。
といっても、
航空券プラス燃油サーチャージの、トータル航空運賃(正規割引航空運賃)は変わらないはずだから、 「燃油サーチャージ」が復活と同時に、航空券の価格が下がる(はず)。
12/04/2016
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マイル修行
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日本航空・JAL
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