その生き方から「ブラジルの岡本太郎」という言葉が浮かんだ。
(鑑賞日:2015-10-04)
ブラジルの巨匠、建築家オスカー・ニーマイヤーの企画展。
実は、この人のことは、今まで全く知らなく、この企画展で初めて知る。
いくつかの作品を見ていくと、曲線を多用した、独特の建築フォルムが特徴であることを感じとれる。「ブラジリア都市計画」として、ブラジルの国会議事堂などの行政府の建物を作っている。
作風も特徴的だが、その生き方もスゴい人。
オスカー・ニーマイヤーのが若い頃のブラジルは、政情不安な時期で、政権に抗議した建築物を造ったりして、フランスに避難する。その後20年ほどしてから、母国ブラジルに戻る。
時代を経ても、全然新鮮さのある建物は、現代がそういう感性を受け入れたのか、普遍的な感性なのかわからない。宇宙船みたいな建物は、おそらく、当時は、かなり前衛的だったのではないかと思う。
企画展の内容は、オスカー・ニーマイヤーの考え方や生き方にフォーカスしている感じで、建築のことをあまり知らなくても、楽しめる。逆に、建築に詳しい人が見ると、物足りないかもしれない。
オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男 | 東京都現代美術館
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10/10/2015
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