(訪問日:2015年3月13日)
行員から渋沢栄一にプレゼントされた「誠之堂」 |
渋沢栄一の生誕地を回る勉強会で訪れる。
渋沢栄一は、第一銀行の設立時から77歳まで、第一銀行の頭取をつとめていた。誠之堂は、渋沢栄一の77歳の喜寿の誕生日をお祝いして、第一銀行の行員のお金を出し合って、建設したという。果たして、いくらでこの建物ができたのか?
外観はレンガ造りで、窓にはステンドグラスもあるという、ハイカラな建物。レンガは、深谷で当時製造していたレンガで、富岡製糸工場や東京駅、横浜赤レンガなどにも使われているのと一緒。
清風亭は、渋沢栄一ではなく、第一銀行の頭取であった、佐々木勇之助の70歳の古希誕生日をお祝いして、第一銀行の行員のお金を出し合って、建設したという。
誠之堂は赤レンガの明治(実際には大正)モダン的な建物なのに対して、この清風亭は白壁が印象的な地中海風な建物。今見ても新しい。文化の先取りという意味では、積極的な時代だったと思う。
誠之堂と清風亭は、東京の世田谷にあったものを1999年に深谷市に移築。その移築方法もいろいろと大変だったという。
両方の建物を見ていると、当時の、西洋の文化を日本人なりに解釈して、自分たちのものにしようとしていた、学習欲の高さを感じる。
訪れたところ:誠之堂 清風亭
赤レンガ造りの「誠之堂」 |
渋沢栄一のレリーフ |
地中海風な建物の「清風亭」 |
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