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航空会社のステータス会員になるということ | 2016-02-29 | JALマイル修行

2014年にJALのステータス会員になり、約一年間、優遇特典をいろいろ利用してみると、それまで知らなかった世界について解明されたことがいくつかある。





以前は「ご搭乗ありがとうございます」

ある時から「●●さま、いつもご搭乗ありがとうございます。」

ある日のフライトで、CAさんが、わざわざ席まで、ご挨拶に来られる。
2014年に、JALのステータス会員にランクアップして、変化を感じた瞬間。

これがステータス会員の扱いなのか。と思った。

それから約一年間、この特典をいろいろ利用してみると、それまで知らなかった世界について解明されたことがいくつかある。

そして、「飛行機好き・旅好きは、ステータス会員になるべき」という結論に行き着く。

どんな業界であれ、上得意様を優遇する。
航空業界で、その上得意度を、会社側・顧客側の両者で「見える化」したのが、マイル制度。

飛行機に乗れば乗るほど、マイルが貯まり、その大小で上得意様かどうかが決まる。

ジョージ・クルーニー出演の映画「マイレージ・マイライフ」なんか、まさにこの世界を滑稽に描き出している。

最近では、クレジットカード利用によるマイル獲得なども可能になり、
単純に保有マイルでの判定ではなく、
航空会社独自の指数化をしている。
JALの場合は「FLY ON ポイント」(通称FOP)
ANAの場合「プレミアムポイント」(通称PP)

実は、国内線に乗っている場合は、このステータス会員として恩恵はあまり受けない。

たしかに、空港で長い列に並ばずに、チェックイン・荷物預けができたり、降機後の荷物返却が優先されたり、ラウンジを使えたり、そういうことはある。

しかし、国内線の場合、上得意様が多く、専用カウンターが普通客のカウンターよりも混んでいたり、優先搭乗なのに長蛇の列だったり、ラウンジが混んでいたりする。

たいていの場合、その大半がスーツ姿のサラリーマンで、おそらく、出張等での飛行機の利用回数が多く、会社の経費でステータス会員になってしまった、いわゆる「社畜」会員。それはそれで、上得意様であることは変わりはない。

そういえば、こういう出張で得られるマイルのような、会社の経費でのポイント獲得の私物化というのが、一時問題となったことがあるが、あれはどうなったのだろう。

やはり、国際線。
日本の国内線のように、混んでいるということはない。
何もかもがスムーズで、これがステータス会員の扱いなのかと実感することが多い。

そして、異国の地で、慣れない環境の中、ラウンジという、ある種のスタンダード空間があると、作業したり、くつろいだり、いろいろとできる。 ラウンジでは、ドリンク・フードも用意されていて、シャワーもあり、ここで生活できたら、いいだろうなと思う。


以前、ステータス会員になったら、
インボランタリー・アップグレード (involuntary upgrade)、
いわゆる「インボラ」がされやすいのかと思っていた。

去年は海外渡航14回のうち、インボラは1回。これが多いのか、少ないのか。
しかも、その1回は、韓国・羽田間という近距離線で、沖縄に行くのと変わらない飛行時間。

予約時に満席に近い搭乗便で「インボラが来るかどうか」と、搭乗手続きのたびに、そういう神頼みも疲れるので、
2015年の後半は、自らアップグレード航空券にして、「ビジネスクラス」に搭乗。

一度「ビジネスクラス」を体験してしまうと、普通のエコノミークラスの席が物足りなくなる。
だから、次もなんとか「ビジネスクラス」を狙ってしまう。

航空券という、日常生活の中で、比較的高額商品であり、いくつかの航空会社から選ばれるように、顧客を囲い込む。ロイヤルティ戦略として、うまい戦略だ。

航空会社のステータス会員になると、その術中に、はまってしまう。








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3ヶ月でノンステータス会員からJGCプレミア会員に達成

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