(鑑賞日:2015年12月23日)
こうしてみると、2015年もいろいろな動きがあったなと思う。
しかし、見ていて思ったのは、新聞などの報道写真は、記者が撮っているのか?と思うぐらい、なんだか素人っぽい写真が多い。プロのカメラマンもいるのだと思うが。
おそらく、デジカメやスマホなどの普及で、普通の人のカメラ技術が向上しているのに、この人たちの技は変わっていないんだと思う。
そのうえ、けっこう引き伸ばして使われることが多く、デジタル写真になって、その画素の荒さが顕著にわかる。
様子が伝わる・速報性とか、そういう意味ではいいんだけど。こうしてみるとキタナイ画像となる。
海外の新聞のWebサイトを見れば、迫力のある写真や鮮明な写真が多い。写真を売り込むプロのカメラマンが多いのもあるのだろう。
日本では、「木村 伊兵衛」や「名取 洋之助」が築いたフォトジャーナリズム、「写真でメッセージを伝達する」ということが、どこかで忘れられてしまったのかもしれない。
報道向けのカメラとか共同開発すればいいのではないだろうか。NHKのようにハイビジョンとか。
日本もメディア技術の向上に取り組まないと、ますます新聞離れが進む。
本来の新聞とは、記者が重要情報をすっぱぬくといったこともあるだろうが、キュレーションなどの編集力・速報性・中立性・写真によるイメージ伝達といったものがキー。しかし、こういうのもWebに取って代わりやすい。
第56回 2015年 報道写真展 | 日本橋三越本店
(展覧会内容)
料金:無料
会期:2015年12月16日(水)〜24日(木)
会期:2015年12月16日(水)〜24日(木)
詳細は 「日本橋三越本店」のサイト
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12/25/2015
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