独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が主催のビジネスプランコンテスト「 NICT Entrepreneurs’ Challenge 2Days」を見にいく。
「起業家甲子園」「起業家万博」という2部構成。見たのは「起業家甲子園」。
「甲子園」「万博」という表現は、いかにもお役所っぽいネーミングではあるが、意外と面白かった。
特に意外だったのは、高等専門学校いわゆる高専の実現力の高さにはビックリした。この日のイベント「起業家甲子園」では、専門学校生・大学生らによるビジネス企画のプレゼン。大学生らのプレゼンは、まだ企画段階のものが多いが、高専らのは、すでに実現レベルになっているものが多く、少し手を加えれば、すぐにでも事業化できてしまうものが多い。
「高専」というのもポテンシャルが大きい教育機関かもしれない。変に大学に進学するよりも、「高専」に進んだ方が、これからの世の中、応用範囲が広いと感じる。
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しかし、このイベント、お役所のやっている事業だけあって、出来レースというか、お仕立て感を感じてしまった。当日何かあってはいけないので、発表内容の事前のチェックやフォローが必要なのはわかる。よくあるビジコンプレゼンにあるようなヒヤヒヤ感がなく、プレゼンに迫力がないので、台本まで作って、やらされているのではと思ってしまった。あくまで憶測なので、実際は違うかもしれない。
さらに、残念なのは交流会。仲間内でのしゃべり場になっていて、awayの人が入りにくい雰囲気が出来上がっている。全員初対面からのスタートならば、どんどん挨拶・名刺交換をしてしまうのだが。ここには見えない壁がある。
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とはいえ、質の高いビジネスプランコンテストだった。社会を見つめ、必要なサービス・商品を考える、という人たちが増えれば、日本の未来も明るいものになる。これらは、ビジネスプランに終わらさせず、事業化・商品化し、社会への還元につながるともっといいと思う。
3/07/2015
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