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イワシと気候変動:漁業の未来を考える (岩波新書)【読書メモ】

魚の生態系を、地球規模で動く海流の視点で論じた一冊。





  1. P.14: 戦後の食品革命:電気炊飯器、インスタントラーメン、冷凍すり身
    冷凍すり身技術ができて、スケトウダラの長期保存が可能になった


  2. P.31: 漁業の平衡理論、MSY(Maximum Sustainable Yield 最大持続生産量)を超えなければ、バイオマスと漁獲努力量は釣り合う


  3. P.35: レジーム・シフト: 浮魚資源(マイワシなど)の変動は、漁獲の変動ではなく、グローバルな気候変動が作用するものである、という考え方、1983年に川崎博士が提唱


  4. P.44: 日本のマイワシ・カタクチイワシのバイオマスは100年周期


  5. P.48: マイワシは基本的に沿岸魚。質の高い生き残りが出てくると、大回遊魚となる。魚の質の悪くなると、沿岸魚に戻る。バッタの「孤独相」→「群居相」への変化と同じ。


  6. P.55: 小達コレクション: 日本の本州東方水域のプランクトンの採集データ。1950年だから継続的に行われている。


  7. P.69: 海は気候を記憶する: 海洋は大気と比べて、質量が約300倍。海水は重く、始まった運動はなかなか止まらない。熱容量は、海洋は大気の1000倍。温まりにくく、冷めにくい。海洋の記憶装置「冬季混合層水温の再出現過程」「亜熱帯循環系の沈み込み過程」。


  8. P.80: 亜熱帯モード水: 海洋に冬の水塊(水平方向に1000km、厚さ数百m)ができ、その中には大気の状態を水温編差の形で残っている。何年か後に、遠く離れた水域の海面に出現し、そこの水温・大気に影響を与える。


  9. P.175: 中国の統計値は、過大推定のものが多い。中央行政機関において、年度初に設定した成長率に対して、その成長率あるいはそれ以上達成したように、統計を操作されるため。中国の値を外して検討する。


  10. 「平衡論にもとづく乱獲」「レジーム・シフト」は相容れない考え方。対立することが多い。「平衡論にもとづく乱獲」論者はまだいある。


  11. P.190: 気候変動の影響が「レミング(タビネズミ)」に出ている。通常、3-5年周期で大発生するが、最近はなくなった雪と地面の間にある苔が、レミングの餌で、温暖化により、冬の雪がなくなり、それがとれなくなった。




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