インターネット専業の旅行会社がいろいろと現れ、 ツアー旅行というのは、ピンキリが増えてきている。
同じ内容で、安いものを探すというのは、 インターネットがもたらした、情報革命の一つだと思う。 比較サイトなどで、簡単に検索でき、すぐに結果がわかってしまう。
そういう状態では、 「安さ」しか商品価値のないもの場合、 スタッフを抱え、お店などを持ち、 固定費が、それらよりもかかる、 「テルミクラブ」のような、格安旅行会社には不利になってくる。
中途半端な価格では売れないから、 最安値を目指して、いろいろと無理をする。
そうすると、ただでさえ少ない利鞘が、ますます少なくってくる。 そのぶん、たくさん売れればいいわけだけど、 常に大ロットの数を捌かなくてはいけなくなり、 その見込み客を集めるのが大変になる。
2年ほど前から、新聞広告を始めたというのは、そういう背景があると思う。
そうすると、 広告宣伝費がさらに増えてしまい、利益を圧迫、あるいは食いつぶしてしまい、赤字。 ようは悪循環、負のループにはまってしまい、出口が見えない状態にへ。
けっきょく、無理があるビジネスモデルだったのだということだと思う。
しかし、そういう道を辿らせたのは、 そういう格安旅行を求めていた、一般生活者。 自分たちが、安さを求め、それを提供する旅行会社に無理強いをしてしまう。
旅行商品の安さを実現するための経営努力が足りなかった「てるみくらぶ」の問題もある一方で、 一般生活者自身の問題もあると思う。
4/03/2017
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