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アートフェア東京2017 | 東京国際フォーラム | 2017-03 【鑑賞メモ】

今回は、アート作品の値付けの勉強になった。
(訪問日:2017-03-17)

アートフェア東京2017 | 東京国際フォーラム | 2017-03 【鑑賞メモ】
鏡開きの「獺祭」があるということは、今年も安倍首相夫人が臨席された?



アートフェア東京2017の「プレビュー」。

今年もご招待いただき、訪れる。

今回は開催時期が早いような気がし、 前回は、こんな寒い季節ではなかったような気がして、 調べたら、前回は2016年は5月に開催されていた。

昨年一度見ていると、 イベントの要領もわかっていて、 会場内の回り方もわかってくる。


アート価格の勉強になる


鑑賞品であるアート作品が、 ここでは、商品としても売られている。

大きい作品だからといって、バカ高くはなく、 逆に、小さい作品なのに、けっこう高かったりする。

そういうアート価格の勉強にもなる。

大量生産品ではなく、 1点ものや、数量限定のものなので、 価格のつけ方も、独特なものなのだろうと思う。


インターネット的な世界観


画商が各々のブースに出展して、作品を展示している。

ブースごとで、作品の雰囲気はかわり、 いろいろな作品の世界観が漂っている。

カオスというほどでないが、 会場全体での統一感というものがなく、 次から次へと、世界感が変わってきて、 これはこれで、独特な感じ。

普段の美術館などの展示は、 展示会のコンセプトがあり、 それをベースにキュレーターなどのような方が、 展示作品をアレンジしている、ということに気づかせられる。

それは、編集された雑誌と インターネットに散らばる情報の関係に近いと思う。 自分でポリシーを持って、自分で取捨選択をしないと、いけない。


100年後の傑作を見つけるには


今回、見ていて思ったのは、 作家さんは、画商専属での契約のような形になっている? ということ。

ここで展示されているのは、 比較的、若い作家さんが多く、 価格がややお手頃価格の作品が多く、 これから大きく飛躍されるということを感じる。

とある画商で扱っている作品は、 他の画商エリアで、その作家の作品が見当たらない。

音楽のレーベルのような形で、専属契約でもあるのか、 あるいは、今回の出品にあたり、画商同士で調整をしているのか。

そんなことを考えてしまった。


ここにある作品たちの中に、 50年後、100年後には、傑作と呼ばれるものが出てくるかもしれない。

あのとき、数十万円ぐらいで買っていた作品が、 50年後に何億円の作品になった、ということもあるだろうが、 そういう利殖目的よりも、純粋にアートを鑑賞しているだけの方がラクなような気がしてきた。


アートフェア東京2017 | 東京国際フォーラム
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5−1
(チケット)
1日当日券2800円
(前回よりも300円値上げ)

(会期)
2017年3月16日(木)-2017年3月19日(日)


詳細は アートフェア東京2017のサイトへ

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