機内販売で登場する、ごついキャッシャー
今なら、スマホとカードリーダーで代替できそう
車と飛行機のコラボ
という内容を見て、 機内販売を高価格にして、収益を増やそうという狙いか?と思ってしまった。
ピーチ × フォルクスヴァーゲン
航空機をフォルクスヴァーゲンでラップ広告。機内でも車を販売。
ふと、 航空会社の機内販売の売り上げというのは、どのぐらいあるのか?と思い、調べて見る。
大手航空会社の機内販売の売上高
航空会社が報告している財務資料を見てみると、
日本航空・JALの場合
「旅客収入」のなかに丸められていて、詳細の金額がわからない。
全日空・ANAの場合
全日空・ANAも、日本航空・JALと同様、ざっくりとまとめられているが、以下のように、「航空事業におけるその他」というセグメントに、区分分けされている。
航空事業におけるその他には、マイレージ附帯収入や、LCC事業を営むバニラ・エア株式会社の収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれており、当期の収入は1,965億円(前期1,659億円、前期比18.4%増)となった。
これには、子会社のLCC航空会社の売上も入っている。その一部が「機内販売収入」。しかし、詳細の金額はわからない。
スターフライヤーでも非開示。
あまり公開したくない情報なのかもしれない。
しょうがないので、試算してみる。
全日空・ANAの年間旅客数(2016年3月度)
国内線:42,664,899人
国際線:8,167,951人
というのが発表されているので、
機内販売の購入平均単価
国内線:5,000円
国際線:10,000円
購入率
国内線:5%
国際線:5%
として試算すると、
機内販売収益
国内線:10,666,224,750円(106億円)
国際線:4,083,975,500円(40億円)
以上から、
全日空・ANAの機内販売 売上高 計146億円 ≒ 150億円 (試算)
となる。
全日空・ANAの全体の売上高:1兆7,911億円。
全日空・ANAの機内販売 売上高 150 億円 ÷ 全体の売上高 17,911 億円 = 0.8 %。
仮に、機内販売の粗利率が30%だとすれば、利益は45億円
全日空・ANAの全体の営業利益:1,364億円なので、
45 億円 ÷ 1,364 億円 = 3.2 %。
試算なので、かなり適当な数字ではあるが、 この比率は、大きいのか小さいのか。 売上規模は小さいが、利益寄与度は大きいように思える。(試算だけど)
上は、全日空・ANAでの例だが、日本航空・JALで試算しても、同じような感じ。
航空会社と異業種のコラボが進む
ピーチ × フォルクスヴァーゲン以外にも、
・スターフライヤー×スタバ
・スカイマーク×ネスレ
といったコラボレーション展開が進んでいる。
旅客が楽しめて、コラボ会社に良い影響があり、航空会社にも潤う、というWin-Win-Winの関係ならばHappy。
どれかが不幸になると、続かない。
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