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「海ぶどう」の栄養価 | 2017-01-24 の日々雑感

沖縄に行くと、よく目にする「海ぶどう」。その栄養価について。

「海ぶどう」の栄養価 | 2017-01-24 の日々雑感



海藻の一種で、独特のブツブツがついて、「海ぶどう」あるいは「グリーンキャビア」とも呼ばれる。あのブツブツは、「液胞」と呼ばれるもので、海水が入っている。

ふと、この「海ぶどう」の栄養って、なんだろうと、調べて見た。

  1. 正式名称: クビレズタ(括れ蔦)、学名:Caulerpa lentillifera
  2. カロリー : 100 g あたり4 kcal
  3. コレステロール : 0 mg
  4. ナトリウム : 330 mg
  5. カリウム : 39 mg
  6. 炭水化物 : 1.2 g
  7. タンパク質 : 0.5 g
  8. カルシウム : 34 mg
  9. 鉄 : 0.8 mg
  10. マグネシウム : 51 mg

まとめると、
カルシウム、鉄分、ビタミン、ミネラルを多く含み、低カロリーで身体に嬉しい食材

「液胞」の中身が海水だから、おそららく、生育させた海水の成分に比例すると思う。


なお、
近年の沖縄食ブームもあり乱獲が続いている。しかし資源量について組織的な調査が行なわれたことがなく、枯渇の危険があるのかも含めて不明である。
という。

養殖している食用「海ぶどう」もあるが、天然もの「海ぶどう」の資源量は、かなり未知。


海ぶどうの効用の研究も進んでいて、以下のよう研究結果も出ている。
  1. うみぶどう抽出物は、マクロファージの免疫機能を高める
  2. うみぶどうが血漿中の総コレステロールを低下する
  3. うみぶどうに含まれるフェノール類とその抗酸化活性は、高い抗酸化作用を持つ
  4. うみぶどうは、鉛イオン、銅イオン、カドミウムイオン、亜鉛イオンなどを吸着する


さらに調べると、観賞用「海ぶどう」というのもあるらしい。食用にするか、見るだけかの違いだが。

「海ぶどう」は、生物学的に「単細胞」で、通常食べている「実」の部分、茎の部分のどちらからでも成長させる事ができ、 水槽に入れておくと、増えることもあるらしい。

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