2016年9月23日に、「フェリーとかしき」で、渡嘉敷島から沖縄本島に戻る時に、泊港にクルーズ客船が停泊しているのを発見。
船体に「Golden Princess」と書かれている。
「フェリーとかしき」の船上から、クルーズ客船「Golden Princess」を、間近に眺めると、その大きさをよく実感できる。 船の中は見えないが、外の造りを見ると、「動くホテル」のよう。
自分が乗っている「フェリーとかしき」が、小さく感じられ、難民船のような雰囲気を感じてしまった。 ちょうど、フェリーとかしきが乗客で満員で、普通の席には座るところがなく、渡嘉敷島から沖縄本島への航路約1時間ちかく、甲板にいたから、なおさら、そう感じてしまった。
クルーズ客船「Golden Princess」。
とにかく、大きい。
どこから来たのかなど、気になったので、調べてみた。
クルーズ客船「Golden Princess」(ゴールデン・プリンセス)について
まとめると、
- 2001年にイタリアで建造
- 旅客定員2,600名(最大 3,100名)、乗組員1,100名
- 「プリンセス・クルーズ」というアメリカに本社があるクルーズ専門会社が運営
- ハワイ=アメリカ西海岸でのクルーズに就航
- 2015年からオーストラリア・ニュージーランドや南太平洋の島々の周遊コースに就航
- 2016年夏から中国/台湾から、日本の沖縄・九州・四国を巡るコースに就航
- プリンセス・クルーズ社のWebを見ると、2018年からカナダ方面の周遊コースに就航するらしい
- 10日間のコースで、最低10万円、スイートは30万円
沖縄で、この「Golden Princess」(ゴールデン・プリンセス)を見たのが、2016年9月だから、 中国=日本間のクルーズに就航して間もない頃だったのだと思う。
ちょうど、泊港近くの「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」に宿泊していて、泊港の様子をホテルの部屋から一望できた。 夜は、船全体が煌々と明るくなり、夜の真っ暗な港で、かなり目立つ。
翌日も船は港に停泊していて、3日目の朝、港を見たら、「Golden Princess」(ゴールデン・プリンセス)はいなくなっていた。
約4000名の観光客が来ても、沖縄県内にはオカネが落ちてこない
「外国に行く」というと、つい飛行機のことを思い浮かんでしまうが、 船でも海外へ行くこともできる、というのを改めて思った。
「Golden Princess」(ゴールデン・プリンセス)では、乗客と乗員を合わせると、約4000名ちかい人数が、移動できる。 飛行機だと、1機でせいぜい200-300人ぐらいの輸送量と比べると、 船だと、一度に多くの人を運べて、下手したら、小さな町なの住民の数よりも、船内の人口は多いかもしれない。
これだけの人が、一度に沖縄なんかに来るとに、いい点と悪い点含めて、いろいろと影響があるのだろう。
そう思っていたら、
後日、沖縄の人に聞くと、海外からクルーズ客船が沖縄に来ても、あまり地元にはお金が落ちてないらしい。
乗客は、港で停泊中でも、沖縄本島のホテルには泊まらずに、クルーズ船で寝泊まりする。そのため、沖縄県内のホテルには、まったく恩恵がない。
食事なども船内で済ますことができてしまうので、沖縄県内の飲食店への恩恵も限定的。
乗客は下船して、沖縄の街に観光などに行くのだが、バスなどが用意されていて、 そのバスや現地の観光の案内は、中国だか韓国の会社が取り仕切っているらしい。 そこ会社と提携したお土産屋などには、お客さんが行くが、それ以外のお店はさっぱり。
約2,000名もの観光客がまとまって、沖縄県に来ても、 沖縄県内で、それだけの宿泊人数をまとめて提供できるホテルは限られているし、 大きなレストランなども、きわめて少ない。
そういう意味では、 こういうクルーズ客船は、船自体で、宿泊や飲食を賄えるから、 沖縄県内の観光リソースを逼迫させない、といういい点もあるが、 逆を言えば、その分、沖縄県内にお金を落とさない、ということ。
かなり大きい船
救命船とかが外れている?
3日目の朝、消えていた
12/21/2016
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