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「旧型MacBookPro」 と 「MacBook」 どちらを買うべきか | Mac買い替え

新型MacBookProが2016年10月に登場。これを機に5年前から使っているMacを買い替えようとしたら。。。

MacBookPro と MacBook どちらを買うべきか | Mac買い替え


5年前のMacBook Pro (13-inch, Late 2011, MD313J/A)を使用中


今使っているMacは、2011年製のノート型の「MacBook Pro (13-inch, Late 2011, MD313J/A)」。

型番:MD313J/A
機種:MacBook Pro (13-inch, Late 2011)
OS:OS X El Capitan
システム構成:液晶サイズ=13.3インチ
CPU=Core i5/2.4GHz
ストレージ容量=HDD500GB
メモリ容量=4GB

5年前の製品とは言え、能力的には、まだまだぜんぜん使えていて、大きな不満があるわけではない。


経年劣化の少ないMacBookPro




バッテリーも十分機能している。通常、バッテリーは使っていると、徐々にその能力が低減していく。同時期に使い始めた、WinPcのバッテリーは、5年ほど使って、つい最近バッテリーがダメになってしまったが。5年前のMacは、一度充電すると、数時間分は使えるぐらいはキープしている。

そういう意味で、Apple製品は、意外と丈夫で、経年劣化が少なく、長く使える製品だと思う。企業側からすれば、経年劣化が少ないというのは、買い替え需要が起きにくく、収益が伸びにくくなり、そういう品質を重視するということは少ないのだが。そういう点では、良心的なんだと思う。


ところが、
大きな不満はないが、小さな不満が出てきている。

たとえば、
  1. メモリ容量が4GB
    ときどき動作が遅いときがある。
  2. 重さ2Kg / 厚い巨体
    昔と比べれば、かなり軽く・薄い機種であった。が、時代の経過で、さらに改善され、「ごく薄・軽」の機種が出始めている。

特にメモリ容量は、AppleのノートMacの場合、あとで増設しようと思ってもできないのがツライ。これは、iPhoneやiPadなども同じだから、そういうものと思うしかないのだが。

Adobeの製品「イラストレーター」「フォトショップ」を並行で動かしていると、たまに処理中が続くことがある。いわゆる「レインボーカーソル」が現れる。しばらく待てば回復するが、積み重なると結構な待ち時間になっている。不要なアプリを終了させたり、メモリクリーニングのアプリを使いながら、だましだまし使っていた。

重さや厚さも、このMacを連れていろいろなところに行っていて、国内各所はじめ、NY、フィンランド、オーストラリア、香港、シンガポールなどなどに持っていっている。持ち歩くには、もう少し軽い方がいいかもと思い始める。


「新型MacBookPro」の噂


ふと気づくと「MacBook Pro」の新モデル発表の噂が、2016年の夏頃に出始める。

ここ数年、大きな変化がなかった「MacBook Pro」が、そろそろ、モデルチェンジで、変化するらしい。

もし、新しい「MacBook Pro」が発売されるならば、この際、買い替えてもいいかも、と思うようになる。

そして、2016年の秋になると、噂通りに、Appleより発表日等が公開され、 2016年10月27日(米国現地時間)に、Apple恒例の発表会が開かれる。


「新型MacBookPro」が発表される。しかし。。。


今回の「新型MacBookPro」の内容は、いろいろなITメディアで伝えられている。Appleのサイトでも商品開発紹介がされている。

既存製品と比べて、細かい変化はいくつかあるが、
大きな特徴としては、
  1. キーボード上部に「Touch Bar」を搭載:指認証のTouch IDなどが可能になる。
  2. インターフェイスと一新し、「USB Type-C(USB−C)」のみに。電源もそれを兼用する。

以前から、今回の「新型MacBookPro」に、何かを期待していたわけではないが、 発表内容を見て、この「新型MacBookPro」は、そんなにほしいとは思わなかった。


「新型MacBookPro」は劇的な進化ではなく、延長線上の進化


この「新型MacBookPro」は、CPUなどの基本性能は、今までと比べて、それほど変化していないし、形状も変化はない。

言うならば、劇的な進化ではなく、延長線上の進化。車のモデルチェンジのようなもの。



いい点
  1. 軽量化・薄くなる
今、使っている「MacBook Pro (13-inch, Late 2011, MD313J/A)」と「MacBook Pro (Retinaディスプレイ 2000/13.3, Touch Bar非搭載, MLUQ2J/A)」を比べると、DVDなどのドライブが廃され、重さや厚さは、だいぶ軽減されてはいる。


厚さ:24.1mm  → 14.9 mm

重さ:2.04kg → 1.37 kg


残念な点
  1. 接続端子が、「USB Type-C(USB−C)」のみ
    USBや、CD/DVDの外付けドライブを使うには、アダプターを用意しないといけなくなる。
  2. 「Touch Bar」はいらいない
    「Touch Bar」非搭載モデルもあるが、メインから外れる感。

これぐらいならば、買い替えする必要はないかもと思い、この「新型MacBookPro」は見送る。

ふと、今回の「新型MacBookPro」の登場で、旧モデルの値段が下がっているのではないかと思い、調べてみると、けっこう大きく値下げを始めていた。

一世代前の旧型のMac Book Proは、旧価格:208,800円 → 新価格:168,800円 となり、4万円値下げ。

「新型MacBookPro」ではなく、こういう旧モデルをオトクに買うのもアリかもしれない、と思い始めた。


表題の「MacBook Pro」(旧モデル)と「MacBook」の購入を迷う


この旧モデル・既存製品の値下げで、候補が2つに絞られる。

  1. 13.3インチMacBook Pro
    Retinaディスプレイ, 2.9GHz Dual Core i5/13.3インチ/8GB/512GB, MF841J/A
上写真はSSDが256GBのMF840J/A



  1. 12インチのMacBook
    Retinaディスプレイ, 1.2GHz Dual Core Intel Core m3/12インチ/8GB/512GB, MMGM2J/A


ここで、本記事のタイトルにあるような迷いが始まる。

この2つの機種の違いは以下の通り。


MacBook Pro
(MF841J/A)
MacBook
(MMGM2J/A)
大きさ13.3インチ
重さ1.58 kg
厚さ18.0 mm
12インチ
重さ0.92 kg
厚さ3.5〜13.1 mm
CPUなどの基本性能両者とも、SSDの512GBで、メモリーは8GB。

CPUのスペック的にはProのほうが上のはず。しかし、動画編集やゲームなどといった、重たい作業をするわけではないので、ハイスペックである必要はない。
接続端子従来通りのUSB端子や、SDカードリーダー(SDXCカードスロット)が備わっている。CD/DVDドライブは付いていないので、外付けが必要。「USB Type-C(USB−C)」が一つのみ。この「USB Type-C(USB−C)」が充電口も兼ねているので、充電している間は、他の機器との接続ができない。
値段
(2016年11月上旬)
168,800円158,800円

ポイントは「USB Type-C(USB−C)」。

  1. MacBookでは、「USB Type-C(USB−C)」が一つしかなく、充電している間は、他の機器との接続ができない。分配アダプターを購入すれば、充電しながら、他の機器と接続したり、複数の機器との同時接続も可能となる。
  2. iPhoneの接続にも、通常のUSBと「USB Type-C(USB−C)」のコネクターが必要。Appleの純正品が900円ぐらいで売っている。
  3. 一方のMacBook Pro(旧モデル)は、従来のUSB端子などが備わっている。おそらく、その形式の最後のモデルのはずだから、今回が買えるラストチャンス。しかし、それらの端子を常時使うかというと、月に1回ぐらいなもので、無駄になっている時間のほうが多い。また、「新型MacBookPro」でも、今までのUSB端子を廃し、「USB Type-C(USB−C)」に置き換わっているから、これが普及するとすれば、今のうちに変えてしまうというのも手。

などなど、いろいろと熟考する。

果たして、どちらにするべきか。

(続く)

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