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機内電話の行方 | 2016-02-15 | JALマイル修行

いつのまにか消えていた機内の電話。




以前の国際線の機材には、座席のエンタメ・コントローラーに電話機能があって、カードリーダーにクレジットカードを通すと、電話ができた。

あの通話は、衛星電話なのか、無線を通じた特殊な電話なのか、仕組みはわからない。

悲劇的な9.11をモチーフにした映画なんかをみると、ビルに突入する飛行機の搭乗客が、その電話機能を使って、家族などに最後の会話をするシーンもあったりして、非常時には、そういう使い方ができるんだと、と思った。


ふと、この間乗っていたら、最近の機材には、この電話がないことに気づいた。
JAL以外の航空会社の機材には、まだあるかもしれない。

一方、JALでは、インターネットができるwifiサービスが、国内線・国際線で導入されつつある。

あのwifiサービスは、あらたに衛星アンテナを取り付けたりして、けっこう大変な設備投資だったりする。



通話機能がそれに置き換わったのか。

たしかに、機内で通話ばかりするわけでもなく、それほどの需要があったとも思えない。

外部へのインターネット接続をしなくとも、(つまり有料課金をしなくても)、タブレットなどがあれば、機内コンテンツを閲覧することができる。
まだまだ、スマホを持っていない人もいるから、全員に恩恵があるわけではなかろうが、電話機能よりは需要はありそう。

ちょっとまえに、未来の機内エンタメをタブレットでどうだ、とプランを出したデザイン事務所がたしかあった。
iPadのようなものを座席の前面に設置してしまえば、今までの機内エンタメをリプレイスすることができ、よりシンプルに、よりデザイン的になる、という内容だったと思う。

それはそれで、一つの方法としてありなのではないか。

昨年末に搭乗したカンタス航空の国際線では、タブレットではなかったが、これに近い感じだった。メディアサイト的なホーム画面で、たとえば、機内で見た●の人が気に入った映画を紹介したり、今風な音楽が流れたり、スタイリッシュな機内エンタメ。

長い移動時間をより快適に過ごすために、進化する機内エンタメ。


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