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バレンタイン商戦の定点観測 | 2016-02-13 | 日々雑感

バレンタイン商戦から見える日本経済。
いつも、この時期に訪れる東京都内の百貨店での定点観測。

チョコレートで作られた像



この老舗百貨店では、
毎年、バレンタインの時期に、
世界や日本から有名チョコ店を集めた、催事が行われる。

家人の付き合いで、
毎年、この時期を訪れているので、
一種の定点観測場所の一つになっている。

今年の会場は、なんだか活気がない。

お客さんはいるのだが、
以前よりも、お客の人が少なく、
それほど多くは買っていない。

そして、催事に出店していた人が、
「ぜんぜんだな」と、ぼそっと
売り場主任らしき人につぶやく。
その主任も、頷きつつ、苦笑い。

訪れたのは、平日ではなく週末。夕方の時間帯。

夕方ではなく、日中の来客が多かったのかもしれないし、
今年は、バレンタインが日曜日ということもあり、
例年よりも需要が少ないのかもしれないし、
この百貨店ではなく、他のお店で買う人が多かったのかもしれない。
そういう偏差はあるのかもしれない。

なお、この百貨店内の他のフロアーは、さらに人が少ない。
まさに閑古鳥が泣いているという光景。

ちゃんとしたデータを調べていないが、
日本の内需の落ち込みは、だいぶきているのかもしれない。

今、日本では、大陸からの観光客による「爆買い」と言って、よろこんでいるが、
それが、落ち込み分をカバーできるかどうか。

日本人の落ち込みの原因の一つは、明らかに「買いたいものが無い」ということなんだけど。
「モノ売り」に終わっている供給側は、まだ対応しきれていない。







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