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司馬遼太郎全仕事(文藝春秋 編) | 2015-12 | 読書メモ


「司馬遼太郎全仕事」
(文藝春秋 編、2013-06)
読書時期:2013年07月
評価:○

司馬遼太郎の言葉がいろいろ。


気になったポイントのメモ。

新聞記者というのは普通30行ぐらい、100行も書くとヘトヘト。
原稿用紙70枚も書くと、海を泳いでいるといった思い。
新聞記者には、「100行のエスプリ」という、何でも詰め込む技術。


元禄時代、大坂に70万人、江戸は100万人の人口。
そのうち侍は、江戸は約半分、大坂は200人くらいしかいなかった。
大坂の町の人間には侍をみることがほとんどなく、侍を見ないで都市生活ができるのは、大坂しかなかった。侍が持っていた美意識が町人にうつらなかった。


作家というのは、自分が書ける小説は一つしかない。
それがわからなくて一生をすごしてしまう。
最初からそれがわかってしまう作家がいて、幸福な作家という。


藤沢桓夫
「文章というのは意識の流れ」
添削すると、意識が中断されるから、できるだけ直さない方がよい。


はじめ「歎異抄」を目で読んでいたら、さっぱりわからない。
音読してみたら、よくわかった。
昔の人は音読していた。





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