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他人の時間 TIME OF OTHERS | 東京都現代美術館 | アート | 日々雑感

東京都現代美術館で4月11日から始まった企画展「他人の時間 TIME OF OTHERS 」。18人の作家によるオムニバス形式。
(鑑賞日:2015年04月12日)





日本以外にも、海外の作品も多くある。
全体を通して、「弾圧」「抑圧」「戦争」を類推する作品が多く、暗めの印象を受ける。日常何気ない時間を過ごしている自分たちとは、別の空間では困っている人がいるんだよ、というテーゼがあるの込められているかもしれない。キュレーターが、そういう風に、時代を切り取って見ているのだから、これはこれでいいと思う。

立体制作物、ペインティングや写真等の展示のほかに、ビデオ作品がいくつかある。今回、印象的だったのは、ノイズキャンセラー付きのヘッドホンを付けて鑑賞するというスタイル。こういうのは、今回が初めて。ヘッドフォンは5つほどしかないので、一度に多くの人が見れないのだが、自分の世界から静かに作品を見れ、作品の世界観に専心しやすくなる。

ビデオ作品といっても、CGを駆使した作品ではなく、簡単な映像または映像無しにキャプションをつけた程度のシンプルなものが多い。のちほど、アーティスト・トークで、これら作品の真意を聞くと、鑑賞者側のイメージ力を喚起させるため、情報を必要最低限にまで落としているという。これを、ある作家は「協想」と称していた。「引き算の文化」という、ある意味での日本文化のあり方の一つに近いのかもしれない。

なかでも、「沖縄」をテーマにしたミヤギフトシ氏の「The Ocean View Resort」というビデオ作品は、気に入り、長い時間見ていた。なんとなく、村上春樹氏の小説のような、思い出だけが残る的というか、世界から疎外されているような雰囲気のなか、沖縄の悲惨な歴史を絡めた小話が展開される。そして、BGMにはベートーベンの弦楽四重奏が流れ続ける。

今、「沖縄」づいている自分は、「戦争の悲惨さ」と結びつけて「沖縄」を認識するということは、あえてしていないが、そういう深い歴史があるということは、いろいろと調べて知っている。作品では、さりげなく、個人的な過去の思い出と、沖縄の過去を交差させるような感じ。

今回は、アーティスト・トークにも参加してみる。これが開催されるのは、4月12日だけ。指定の集合時間に集まってみると、50人前後の観客が集まってきた。美術館側のスタッフも想定以上に集まってしまったらしく、館内の誘導などに苦心されていた。

このアーティスト・トークでは、7人ほどの作家が、自分の作品の制作背景や思い等を説明する。午後2時に始まり、終わったのは4時近く。2時間近く、ほぼ立ちながら、話を聞く。こういう参加は初めてであるが、なかなかおもしろい。ただ作品を見て、感じた印象以外にも、作家の思いなどを聞くことで、別の視点が見えてくる。

最初は、単なる写真展かと思っていたら、意外と深い展示会であった。

料金
一人1000円。
友の会会員だと50%offで、一人500円。

他人の時間 TIME OF OTHERS | 東京都現代美術館


(展覧会内容)
会期:2015年4月11日(土) - 2015年6月28日(日)


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