手創り市などに行くと、既製品ではなく、 オリジナル品を求めている人が多いと感じる。 |
とある知人との会話。
A氏 「あんこは好きで、冬にはいつも小豆を煮るんですよ」
私 「つくられるんですか?」
A氏 「はい、いつも2-3日の時間をかけてつくるんです」
私 「豆を煮るのは時間がかかりますよね」
A氏 「でも、某料理サイトを見ると、15分でつくってしまう人などがいて、そんなに時間をかけている人はいないようなんですよ。」
私 「手軽レシピが喜ばれるから、そういう本流のつくり方は避けられてしまうんでしょう」
A氏 「別の料理で、そのサイト見ながら、つくったことはあるんですが、家族の評判はイマイチでした。」
私 「似たような話で、この間、雑誌を見ていたら、おでん屋の話で、だいこん一つお客様の前に出すにも、2日間下茹でして、1日味を含ませて、それで初めて出せる状態になる、と紹介されていました。時間がおいしくする料理というのもありますよね。」
15分で出来てしまう小豆 と 3日かけてつくる小豆
どちらが「幸せ」なんだろう?
手軽にというのであれば前者だし、
つくるという行為や時間、そして即製ではない味を楽しむのであれば後者。
どちらもありなんだろうと思う。
手軽さを求める一方で、手作り感も求める、現代社会。
このように選択できることが、この日本が実現した「幸せ」なのかもしれない。
12/06/2014
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