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大曲花火大会・東北旅行4泊5日 | Travel | 2014-08

秋田県・大曲で毎年開催の全国花火競技大会。
それを初めて見に、東北4泊5日の旅へ。






一日目:2014-08-21



(この日の行程)
東京ー(バス)→いわき

[10時30分]
東京駅 八重洲口にあるグランルーフの2Fで風鈴市を開催中。
各地方の風鈴が勢揃い。


いつものバスで東京からいわきへ。
グランルーフができ、バス乗り場がだいぶ立派なものに変った。




フルーツサンドイッチを大丸地下で買う。
その前の日あたりでみたテレビ「孤独のグルメ」でフルーツサンドがでてきて、そういう気分。




[14時45分]
いわきに着。途中、高速で渋滞があり、30分ほど遅れ。



ショッピンセンターへ。
さまざまな色のミニトマトのバイキングスタイルで買えるのを発見。
カラフル。



東京よりも地方の方が、購買層が多く、それらの奪い合いために、それぞれのお店でいろいろと工夫をこらしている。



この日は、実家にて旅支度をして、一日を終わる。



二日目:2014-08-22



(この日の行程)
いわき ー車で移動→ 国見SA → そば屋「もみじ野」 → 有備館 → 「あ・ら・伊達な道の駅」 → 宿:秋の宮山荘

[5時00分]
近くの公園の草木に朝露




[7時00分]
車で出発




[9時00分]
東北道に乗る。
途中にある国見SAで「凍天」のおやつタイム。





「凍天」でおやつ
東北道の国見SAで話題のスイーツ「凍天」(しみてん)。福島県の郷土料理の凍み餅をドーナツ風の衣で揚げたもの。最初は「?」で揚げ持ちみたいかと思ったら、洋風なスイーツのような感じに仕上がっている。あまり食べたことの無い感じ。


[11時00分]
そば屋「もみじ野」に到着:開店が11時30分で、しばらく辺りを散策

山小屋のお店




岩魚天ざる(1,600円)

岩魚を一匹丸ごと揚げている

そばがき揚げがサービス



山奥内にある山小屋そば屋
ケータイの電波が圏外になるほど山奥にあるお店。周りは小川や森に囲まれ、空気もすがすがしく、夏の暑さも和らぐ。その地を、ソバを打つ場所に構えた店主の気持ちもわかるような気がする。いろいろメニューがある中で、岩魚天ざる(1600円)を選ぶ。蕎麦の他に天ぷらがつき、その中に岩魚丸々一匹を揚げたものが入る。この岩魚も、店主がこの地で養殖に成功したものとか。そばがき揚げをおまけでいただく。

[12時15分]
有備館:建物は3.11の大地震で崩壊。池と庭は公開中。



建物は震災の影響で建て直し中 庭園が無料公開中

建物は白い囲いの中で建て直し中

エサを期待しているのか、すぐに集まる池の鯉


被災中の景勝地
お昼で食べたそば屋「もみじ野」の店主に、近くの名勝地として勧められ、「有備館」へ。岩出山に降り、山の下は暑い。「有備館」は、池と木陰があり、ひんやりとした空間。現在、建物は3.11の影響で崩壊し、再建中。今は入園料が無料で、池と庭が見れる。鯉がいる池の、いわゆる日本庭園は、かつて伊達政宗のゆかりの地。


[13時00分]
「あ・ら・伊達な道の駅」:ソフトクリーム、お土産類






北海道のRoyceのソフトクリーム

伊達政宗展示もある
ちょっと変った店名だが、いわゆる道の駅で、買い物・飲食エリアがいろいろ充実。それら以外に、鎧兜などの伊達政宗関連の展示がおもしろい。北海道のRoyceのソフトクリームがなぜかここで食べれる。


[15時00分]
宿に到着:秋の宮山荘、スグにお風呂へ

「秋の宮山荘」の入り口

宿の目の前に山


トンボがいたりする


山奥にある温泉ホテル
秋の宮山荘は、平屋建て風で、こじんまりとした旅館ではあるが、温泉もよく、夕食・朝食も美味しく頂け、スタッフの対応等のホスピタリティも高いと感じた。9月のJALの冊子に、秋田の温泉マイル対象宿で紹介されていたので、それなりの質は実感できる。雪が積もる冬場等はスキー客で賑わいそうな感じ。

[17時30分]
宿の夕食:途中、外で雨・雷.

夕食には、いろいろな品々がでてくる
味も○

日本酒呑み比べセット
右側が「ブルーハワイ」という青い日本酒



三日目:2014-08-23



(この日の行程)
宿:秋の宮山荘 → 道の駅おがち → 道の駅せんなん → N社の駐車場 → 河原でテント → 花火 → 花火大会終了後 → 朝までテントで過ごす

[4時00分]
起きる。
外は雨。かなり寒い。



夜のうちに降った雨

花火は出来そうな天気予報


[7時00分]
ホテルの朝食:バイキング形式

[9時00分]
車で出発:このときには雨が上がっている

ここらへんは山奥


[9時30分]
「道の駅おがち」で買い物。

道の駅おがち

花火大会に合わせた臨時屋台村

花火モチーフのお土産

花火モチーフのお土産


[11時00分]
「道の駅せんなん」でも買い物

道の駅せんなん

地元の品々がいろいろと


[11時30分]
大曲市内にある知人会社の駐車場に車を停める

大曲市内
車で来るならば、ここらへんで車を停めたい

会場近くは、車両通行止めになる。



[12時00分]
河原へ移動:テント場所を探す

[13時00分]
テント設営

東北とはいえ、太陽の光は強く、テント等の日陰がないとキツい


[13時30分]
昼食:途中の道の駅で買ったもので。

茄子を使った寿司の一種

地元の巻き寿司



[14時30分]
花火会場を散歩:有料席周辺。かなり遠く、片道30分弱。前日の雨で少しどぶ臭い。
途中の物産エリアで田沢湖ビールの生ビールを購入。

田んぼのさきに有料会場エリア

有料会場の様子:料金により席が違う

有料の会場
大雨の後か、どぶくさい臭い

近くの学校で臨時の物産展

秋田の地ビール「田沢湖ビール」

本会場よりも、河原で見た方がラクかもしれない


[17時30分]
昼花火始まる

まだ明るいうちに行う昼花火


[18時30分]
夜花火始まる

空が徐々に夕方の色に

競技花火大会なので、実力派が勢揃い

写真では伝わらない迫力


[22時00分]
花火終わる。

終了後は花火会場からの撤収者の流れができ、この街のインフラがオーバーフローしている。とくに、コンビニなどのトイレのための長蛇の列ができている。

近くのコンビニは、トイレのための長蛇の列ができている


[23時00分]

今から撤収しても、街から出る渋滞で、時間がかかるので、ここは朝まで待ちます。
とりあえず、今夜はテントで寝る。

あたりは真っ暗

全国花火競技大会「大曲の花火」
今回の旅のメインイベントを大曲の花火大会。正式には「第88回全国花火競技大会」。ずいぶん前から噂には聞いてて、今回初めての参加。約20組が競い合うかたちで、普通の花火大会と違い、見せ場だけを打ち上げる。どれも力作ぞろいではある。見る側としては、アナウンスされるのでそれを聞けば分かるのだが殺風景で。何となく、聞こえないエリアでの鑑賞にしてしまった。

人口4万人の大曲に、この花火を見に、約80万人が訪れるという。ある意味で、街のインフラの対応能力を超えてしまう。イベントによる経済的効果もあろうが、1年に1回ぐらいしかないイベントというのは、地元への負担が大きい。ある意味で毎月あるいは毎週おこなう恒常的なイベントの方が、街にとって優しいのではないだろうか。

そのため、大会終了後、道路がパンクし、街から外に出ることは当分出来なくなる。鑑賞者は、それなりの用意をされるとよい。車の場合、車中泊で仮眠できるような、簡単な宿泊の用意があるとよい。

四日目:2014-08-24



(この日の行程)
テント → 車で大曲脱出 → 「にしめ湯っ娘ランド」でお風呂 → 土田牧場で朝食 → 奈曽の白滝 → 元滝伏流水 → 鳥海山の小屋でお昼 → 旅館たちばなや

[4時30分]
起きる。
テント片付け。





[5時00分]
出発:この頃には道がすいている





河原の観覧席近くは、テントの野宿組で一杯。
本来ならば、さわやかな夏らしいキャップになるところだが、前日の大雨等で一種の避難所と化している。



[7時00分]
大曲市を脱して、「にしめ湯っ娘ランド」でお風呂。
普通の温泉ランドです。



[8時00分]
「にしめ湯っ娘ランド」の目の前に、タンポポ畑
撮影スポットとして整備されているが、まだ朝早いので、撮り放題。


車で本格移動。



[9時00分]
土田牧場に到着。
ここで朝食。


ここの牧場でつくった乳製品や加工肉が買える。

イートインもできる

オススメのミルクトーストセット



土田牧場
秋田県の山奥にある牧場。全国花火競技大会「大曲の花火」 の翌日の朝に訪れる。チーズトーストやソフトクリームなどの軽食がとれる。基本的に、この牧場でつくった物が食べることがデキル。肉加工品もいろいろとあり、焼きウィンナーも食べれる。もちろんお土産にもできる。ランチ等では、バーベキューなども食べれる。牛の育成では、評価が高いらしく、いくつもの賞を受賞されている。


[10時45分]

再び車で移動。
奈曽の白滝へ。


神社まで行き、

少し険しい 石の階段を降りると、、、

水量のある滝が現れる。
徒歩の周遊コースもあり、時間があるならば、ゆっくりと回ることもできる。
訪れた時は、午前中で、すでに気温があり、そんなに回るほどの気分でもなかった。


奈曽の白滝
神社の境内に入り、川に続く階段を下りていくと、水が激しく落ちながれる滝が現れる。高さは、それほどないが、水量も多く、ダイナミックな光景であった。その時の雨量にもよるだろうが、訪れた8月末のときは、それなりの水量があった。


[11時45分]

車で少し移動して、元滝伏流水へ。


クマよけ鈴があると、少しは安全。

川沿いの道の進むと、

清流に出会う。
その先をさらに行くと、

山の側面から流れ落ちる水流に出会う。まさに「伏流水」。


[13時30分]
車で移動。
鳥海山の小屋で昼食



車の山道でよくある、峠茶屋



鳥海山を展望




[16時00分]

車で移動。
旅館:たちばなやにチェックイン


旅館 たちばなや
山の谷間にある温泉地
山形の山奥にある温泉地:あつみ温泉にある旅館。館内の要所要所に草花を飾ったり、部屋もきれいで、中庭の鯉がいる池や、貸し切り露天風呂など、施設の雰囲気は、風情がある。しかし、宿泊数に対して対応スタッフの人数が少ないのか、夕食等の対応が少し手薄となってしまうのが、残念なところ。


まずは、お風呂に入る。



[18時00分]
旅館の夕食
瞬間的に客が多く、係の人の対応能力を超えてしまったのか、最後のご飯がなかなか出てこない。





[21時30分]
旅館の貸し露天風呂



五日目:2014-08-25



(この日の行程)
宿:たちばなや → あつみ温泉の朝市 → 土門拳記念館 → 酒田漁港で昼食 → 本間家旧本邸 → 山居倉庫 → 本間美術館 → 山形空港 −(JAL)→ 東京 → 家

[4時00分]
起きる。



[5時45分]
旅館近くの朝市へ:お土産など購入


専用の朝市のエリアが用意されている。


朝市近くにある熊野神社



見頃のバラ。こまめに手入れされている感じ。



昔からの温泉郷の雰囲気が今も残る。


[7時15分]
旅館の売店で買い物:お土産を購入、「和風ぴーかんなっつ」を発見 



[7時40分]
旅館の朝食:名物?たちばなやの朝カレー

これ以外に、セルフサービスでおかずや野菜をとれる。



[9時30分]
出発





[10時30分]
土門拳記念館:湖畔にある近代的建物の写真の美術館





土門拳記念館
湖畔にある近代的建物
写真家・土門拳が山形県酒田市出身にちなみ、設立された、日本最初の写真専門の美術館。土門拳の作品7万点を所有しているとか。土門拳の写真の展示をはじめ、有名な「古寺巡礼」の出版本や、メモ魔で有名な土門拳のメモ原本があったりと、楽しい空間。見応えも十分。個人的には、この訪問したときには、有名な室生寺の写真が一枚も飾られていなかったのが残念。酒田でアートを見るのであれば、本間美術館よりも土門拳記念館の方が良いと感じた。



[12時00分]
酒田漁港に到着

昼食で、みなと市場 小松鮪専門店 に入る。
20分待ち。時間まで漁港内のお店を回る。





みなと市場
酒田港にある水産市場や魚介飲食店が立ち並ぶ。さまざまな新鮮な魚がわりあいリーズナブルな価格で売られている。




小松まぐろ専門店
みなと市場 小松鮪専門店 
新鮮マグロがどっさり
酒田港にある水産市場や魚介飲食店が立ち並ぶ。さまざまな新鮮な魚がわりあいリーズナブルな価格で売られている。そのエリアにあるまぐろ専門店で、まぐろを買ったり、中で食べたりできる。まぐろ関連の丼がいくつかある。行った時間はちょうど12時台で、客も多く、20分ほど待つ。今回は、山鉾丼を頼んでみたが、2人分あるといわれ、出てきたものは、確かに、まぐろなどの刺身がうずたかく積まれていた。



[12時40分]
昼食:山鉾丼


[13時20分]
出発

[13時30分]
本間家旧本邸





本間家旧本邸
質素倹約だった大地主の旧邸宅
山形県酒田市を本拠とした、かつて日本最大の地主だった本間家が、約260年前に建て、昭和の終戦直前まで住んでいた家。一つの家屋の中に、半分は武家造りで、半分は商家造りが混在する、珍しい造りという。武家の方はケヤキを使い、さらに凝った作りの欄間等がある。商家の方は安い木材を使うなど、武家・商家では材質や作りも全く違う。商家には、本間家が住まわれ、住まいの要所要所に住んでいた後が残る。主人の書斎が5畳しかないところなど、質素倹約の徹底さが伺える。大地主というと、よく時代劇などでは、地元民を苦しめる、意地悪そうな地主というイメージ。本間家の場合、これらを見る限りでは、地元民というイメージが湧いてこないが、実際はどうだったのだろう。


[14時00分]
山居倉庫:展示中の切り絵展をみたり、ソフトクリームなどでおやつ


今の現役の倉庫というのがスゴい。




手の込んだ作品が多い。
冬は雪が積もる地帯だからか、コツコツとした作業に向くのかもしれない。


[15時30分]
本間美術館:空港まで2時間ほどかかるので、鑑賞時間は20分ほど





本間美術館
小さな、お手軽美術館
酒田一帯を治めていた大地主・豪商、本間家が収集した美術品等を展示。洋館風の美術館と日本家屋・庭園がある清遠閣。大きい施設を想像していたが、こじんまりとした美術館。30分ほどで鑑賞できる。手軽に鑑賞できるのがいい。庭園まで見て回ると、充実感がある。

[16時00分]
山形空港へ向かう。空港まで約90km。



[18時00分]
山形空港到着:飛行機自体の出発が25分、最終的に35分遅れる。





[19時25分]
飛行機(?):珍しいブラジルの飛行機、革張りのイス

[20時30分]
羽田着:全体の預かり荷物が少なく、すぐに出てくる



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