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日輪の遺産 (浅田次郎) | 読書メモ

「日輪の遺産」
(浅田次郎、青樹社、1993.08)
読書時期:2014年11月

まさに浅田次郎らしさのある作品で、ぐいぐいと小説の世界に入り込める。


第二次世界大戦の終戦間近の日本という重たい時代のテーマでありながら、運命に導きられながら、時代を生きた人たちが描かれている。

終戦間近の過去と現代の間を、視点が行ったり来たりし、そういう場面展開で話が進んでいく手法は、さすがだと思う。

最近の作品かと思ったら、かなり前の作品で、「鉄道員」よりも前で、90年代初め頃の作品だった。




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