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4921ファンケル | 2014-08 | カブ研

ファンケルは、青汁などの商品を日頃利用していることもあり、昔投資していて、その当時は、中国人等の購入層が伸びて、業績も伸び、株式分割などもあって、いい思い出の多い会社。その後すべて売却してしまったが、今回、再び投資すべき対象か、また買い時かどうかを検証してみた。




ビジネス概要


当企業集団は、㈱ファンケル(当社)、子会社15社および関連会社2社で構成され、化粧品および栄養補助食品の製造販売を主な事業としております。営業活動は、通信販売(インターネット通信販売を含む)、直営店舗販売、卸販売の3形態を中心に展開しております。

同社有価証券報告書より

データ分析


(1)業績



売り上げが2007年3月の1000億円をトップに、下がり気味。直近では800億円台。
経常利益・当期利益は半減。


(2)株価推移


株価の動きが安定していない。


(3)バリュエーション

※2006年3月に1→3株への株式分割を実施したので、EPS/BPSは修正した数値。

BPSは、ほぼ1,100円台。あまり積み上げがされない。

EPSは、利益が減っているので縮小。

ROEが低い。昔、もっと高かったイメージがあったが、何かが起きた?

PERは、異常なほど高い。急成長企業並?。



(4)将来予測

過去のBPS成長率から計算すると
将来BPS
・t+5年:1,139円
・t+10年:1,151円

ROE予想:3% とすると

ESP
・t+5年:34.19円
・t+10年:34.56円

PER予想:20とすると

将来株価
・t+5年:684円
・t+10年:691円

参考 現在株価:1,292円(2014/08/13時点)

所感


気がつかないうち、投資魅力のない企業になっていた。
利益率は低下し、売り上げも伸び悩みの状態。
この数年間、何かがあったのかは、わからない。

確かに、この化粧品業界は、いろいろな参入があり、競争激化しているのが現れているのだろうか。

普段、ファンケルの青汁やサプリメント、化粧品などをかなり購入している。
投資魅力があれば、投資しても良かったのだが。
いい商品を作っているだけに、惜しいと思う。

残念ながら、今回は見送り。


免責事項


本サイトは、ミシマコウタ本人の個人的な企業評価を掲載しており、記載されるいかなる情報も、投資勧誘を目的としたものではありません。また、正確性および完全性等について一切保証するものではありません。以上のことをご理解いただき、投資に関する決定をされる場合には、有価証券報告書などの資料をご覧いただくなどして、ご自身の判断で行われるようお願い致します。

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